《指輪の場合、サイズが合わなくてお直しになりますと、
熱を加えることにより分子が緩み、最善の硬さを保ちにくいので以下の内容を是非ご利用ください》
・受注制作でこれから作る場合、サイズを確実に合わせる為に、制作途中での打ち合わせにて少しきつめからその場でチョットずつ大きくしてジャストサイズにする【フィッティングサービス〔その場でサイズ微調整〕編】をご利用いただきたいと思います。
・そのフィッティングサービスの打ち合わせまでに、お客様へ[リングゲージバンド]をお渡ししますので、
日々(朝昼晩や体調など)のむくみ具合をチェックしておいてください。
そして当日のむくみ状態を担当スタッフにお伝え頂きサイズ計測を致しますと、よりピッタリのジャストサイズを正確にご提案することが出来ます。
・その他受注制作以外の持ち込み作品などの場合は、ヴァンモアスタッフとご相談下さい。
【納期目安】
→作業段取りに
[彫穴を仮開けする(納期1~2週間程)]
[硬化処理(納期1~2週間程)]
[レーザー刻印(納期1~2週間程)]
を追加になりますので、ゆとりのある制作の方へのご提案となります。
【刻印】
→硬くて刻印が打ちにくい為、
[打刻は硬化処理前に深く打つ] または
[レーザー刻印(追加料金あり)]
をお選びください。
【デザイン】
・宝石の付くデザインの場合、一度その宝石を外して留め直せるデザイン、または宝石を留める前の状態で行います。
・硬化処理を行った後は、特にプラチナとホワイトゴールドの場合に表面が焼けたような状態になり再度仕上げが必要の為、全体のボリュームイメージが[※a]mm小さくなりますが、ごくわずかな為に印象に大幅な違いはありません。
・職人メンバーの対談やデザイナーとのデザイン検証を参照に様々なことを考慮して楽しく打ち合わせとなります。
【注意事項】
☆硬化処理後のサイズ直しについて
・サイズ直し部分にどうしても火をかけるかレーザー溶接を施しますので、その部分は若干硬度(強度)が弱くなります。
・大幅なサイズ変更やデザインによっては硬度があるがうえに形状を変形させることに限界があり難しい場合があります。
また、その場合は一度全体に火をかけて少し硬度を緩めてから作業することもございます。
☆リングカッターについて
・硬度がありますので、万が一指輪が抜けなくなった場合は、リングカットの[ハイクラス]作業になることがあります。
・日々、身につけっぱなしにならないように、ご自宅では外されることをお勧め致します。
【硬化処理前と硬化処理後ボリュームの変化について】
[プラチナ成分を含むものは、他の貴金属と工法が違うので表面が焼けたような状態になります。金の種類にはほとんど見られません]
[HARD【(ハード)】【MEDIUM(ミディアム)】【MILD(マイルド)】によっても表面の焼け具合が違いますが、この三種類での仕上がりボリュームの差はほとんど同じです。]
¥[※a]
実際にキャストによる材料が上がって来てから、硬化処理をして仕上げた場合と通常の仕上げでどのぐらいボリュームイメージが違うか計測してみました。
【平均値】 ≪硬化処理ありの仕上げ?硬化処理なしの仕上げ≫ 数値差0.02mm~0.08mm 平均0.05mmの誤差のみ検知
「硬化処理の焼けた表面を再度取って仕上げる為、ボリューム(幅・厚)が小さくなるのではと想定していましたが、実際は硬度が上がった分仕上げ(研磨バフなどの工程)で容易に削れる量が少なく仕上がる為に、逆にほとんど同じボリュームで仕上がることが解りました。」
※当社ヴァンモア調べ
※現在プラチナは、【MEDIUM(ミディアム)】のみ硬化処理の受付可能。
【プラチナ900(Ru2%)(HARD)硬化処理 VS プラチナ900(Ru2%)】
金属の固さの違いについて
数値 312 :69 (検体:15×15mm t-3mm)約4.5倍
体験の声 同じ成分の金属とは思えないくらいより硬くなっています。技術の進化ってすごいですね。
【プラチナ900(Ru2%)(MEDIUM)硬化処理 VS プラチナ900(Ru2%)(MILD)硬化処理】
金属の固さの違いについて
体験の声 一番硬い【HARD】でない2番目の固さの【MEDIUM】ですが、充分固さを実感できました。
硬化処理された金属体験できるサンプルリング&ダイヤモンドのカット違いも見比べれます。
◆硬化処理【HARD(ハード)】:Pt900(Ru2%)/ ダイヤモンド カット 3EX&HC :0.205ct F/SI1 (D3119)
◆硬化処理【MEDIUM(ミディアム)】:Pt900(Ru2%)/ ダイヤモンド カット EX :0.213ct E/SI1 (D2327)
※現在こちらの【MEDIUM(ミディアム)】のみ硬化処理の受付可能。
◆硬化処理【MILD(マイルド)】:Pt900(Ru2%)/ ダイヤモンド カット VG :0.212ct F/SI1 (D3122)
◆硬化処理【None(なし)】:Pt900(Ru2%)/ ダイヤモンド カット GOOD :0.200ct F/SI1 (D3123)
◆硬化処理 【HARD(ハード)】:
K18(wgpd)No1 pd12.5%[イトノコセツダン]
◆硬化処理 【MEDIUM(ミディアム)】:K18(wgpd)No1 pd12.5%[イトノコセツダン]
※現在こちらの【MEDIUM(ミディアム)】のみ硬化処理の受付可能。
◆硬化処理 【MILD(マイルド)】:K18(wgpd)No1 pd12.5%[イトノコセツダン]
◆硬化処理 【None(なし)】:K18(wgpd)No1 pd12.5%[イトノコセツダン]
値札
◆硬化処理 【HARD(ハード)】:Pt900(Ru2%)HARD+K18(6:4)HARDのコンビ
◆硬化処理 【MEDIUM(ミディアム)】:Pt900(Ru2%)MEDIUM+K18(6:4)HARDのコンビ
※現在こちらの【MEDIUM(ミディアム)】のみ硬化処理の受付可能。
◆硬化処理 【None(なし)】:Pt900(Ru2%)+K18(6:4)のコンビ
↓他にも20種類の貴金属を体験セットのご用意もしております。
【石留をした職人さんの話】
「爪による石留も硬い宝石以外は難しいですね、爪の先端のみ火をかけてなまして制作という案も考えて行うように致します。覆輪留めと言われる宝石の全周を留めていく技法も特に[宝石・素材・デザイン]の相談になるかと思います。
【制作に関わった職人メンバーの話】
「打刻による刻印は、道具が傷むことと、最初のかかりが上手くいかないので綺麗に打てないので、今ならほぼ全て
[レーザー刻印]にするか、初めから深めに打っておく工程でお願いします。」
「削る作業もほとんど終わった状態で硬化処理を行った方が良いですね。」
「どうしても複雑なデザインで硬化処理を施したい場合は各所にレーザー溶接を応用する案が最適な場合もありそうですね。」
【彫留をした職人さんの話】
「硬化処理【HARD(ハード)】:Pt900(Ru2%)→本当に硬いので爪を起こす作業でポロっと折れそう。出来ればお断りしたいと共に列に並んだ一文字デザインなどは綺麗に留められない。宝石もダイヤモンドやサファイヤぐらいの硬度の石以外はNG。」
「硬化処理【MEDIUM(ミディアム)】:Pt900(Ru2%)→これでも十分硬いですが、硬化処理【HARD(ハード)】:Pt900(Ru2%)ほどではないので列になった留め方も綺麗に出来ます。」
「硬化処理【MILD(マイルド)】:Pt900(Ru2%)→ヘラで押さえたより少し硬い程度。」
「誕生石のチョン留めに関しては、ダイヤ・ルビー・サファイヤあたりは【MEDIUM(ミディアム)】でも大丈夫ですが、エメラルドや半貴石あたりは【MILD(マイルド)】でないと難しいですね。」
【彫模様をした職人さんの話】
一級の彫職人の方へ、各種硬化処理した貴金属の[模様彫りテスト]をした感想を頂きました。
「基本的には硬いステンレスにも彫ることがありますので、この硬化処理貴金属なら全て可能ですね。一番硬い[硬化処理【HARD(ハード)】:Pt900(Ru2%)]は通常の一番硬いステンレスと同じような印象です。この場合、職人としては超硬のタガネを使用したいところですが、強と強でケンカするのかお互い粘りとしなりがないイメージでタガネが欠けやすいので、「ハイス」と呼ばれる高速度鋼(high-speed steel)の完全な焼き入れタガネを使用して彫ります。」
という回答を頂けました。
【切断をした職人さんの話】
「硬化処理【HARD(ハード)】:Pt900(Ru2%)は、とにかく表面が硬すぎて滑って糸ノコがかからない。ダイヤモンドポイントで一度かかりを削ってからあてた。最後のほんの少しでも切れない。糸ノコの刃も何度もダメにする。指輪が抜けなくなった時の切断も難しいので出来るだけお勧めしない方が良いのでは。とのことでした。」
「硬化処理【MEDIUM(ミディアム)】:Pt900(Ru2%)と硬化処理【MILD(マイルド)】:Pt900(Ru2%)の硬さはほとんど同じようにも感じた。」
「硬化処理【HARD(ハード)】:K18(wgpd)No1 pd12.5%こちらホワイトゴールドの場合もPt900(Ru2%)での検証とほぼ同じ状態の硬さイメージで、硬化処理【HARD(ハード)】はとにかく表面が硬すぎて滑って糸ノコがかからない。ダイヤモンドポイントで一度かかりを削ってからあてた。最後のほんの少しでも切れない。糸ノコの刃も何度もダメにする。指輪が抜けなくなった時の切断も難しいので出来るだけお勧めしない方が良いのでは。」とのことでした。
【HARD(ハード)】以外の硬化処理はお勧めできます。
また、ねじりによる硬化の感触はプラチナほど硬くなっていないようなので、やはり素材内容のプラチナ粒子が少ない分かかりにくいといった印象です。
【ロー付け&切断をした職人さんの話】
「Pt900(Ru2%)+K18(6:4)のコンビ作品こちらはロー付けによる火をかけることで、貴金属がなまり弱くなるのではないか、また膨張収縮の貴金属特性により制作作業で困難なのではないか」という職人の意見でサンプル制作してみました。結果は、膨張収縮の困難さは普段と同じで、火をかけることで柔らかくなる想定もさほどありませんでしたので、制作段階で火をかける作品にも硬化処理は有効的です。ですので、硬化処理【HARD(ハード)】はとにかく硬く、
硬化処理【MEDIUM(ミディアム)】が一般的にはお勧めにかわりがないと言えます。
【艶消しをした職人さんの話】
「硬化処理【HARD(ハード)】:Pt900(Ru2%)は、通常の5倍ほどの時間かけてもほんのりしか艶消しにならない。その他は時間をかけることで何とか通常の艶消しイメージにはなります。」
【デザイナーからのコメント】
「この技術によって強度の関係により今までお断りしていたデザインも可能となりそうなので、3点留めのダイヤなどにはこの技術を活用していきたいですね。」
【硬化処理を行う業者様の話】
Q:Duro加工の【ミディアム(MEDIUM)・マイルド(MILD)】はプラチナ以外はやっていないのでしょうか?
「K18WGも対象になります。( Pd:7%、8%、10%、15%)
処理方法がPT用になりますので工賃はPTの工賃になります。
ゴールド用の処理方法で依頼されるお客様もいらっしゃいますが(Pd15%は効果がありません。)
硬度アップ率はPT用に劣ります。」
Q:【ロー付け】が施してある商品のDuro加工はどこまでが可能でどのような商品は出来ないとかありますか?
<K18本体/PTパーツ、PT本体/K18パーツ>
「K18が硬くなり、PTは硬くなりません。両方を硬くするにはロー付け前に硬化処理をする必要があります。
ロー付け部分は効果が薄れますが、ノーマルの硬度までは下がりません。
細いものはレーザー溶接がよろしいかと思います。火を当てなければ効果は薄れないので。」
<K18本体/K18パーツ>
「PGが本体、又はパーツの場合、combi(相方)のYG、WGは単体で処理をした時の硬度までアップしません。
WGが本体、又はパーツで、PT用の処理をしたときの硬度を望まれる場合は対応出来ません。
これらの問題を解決するには、やはりロー付け前に硬化処理をする必要があります。
以上のことを考慮すると、ロー付けをして制作するデザインの場合、かなり渋いローを使っていくことと、
ローに負担があり強度に難があるデザインはレーザー溶接を考えるか避けた方が良いかもしれませんね。」
「こちらのリングは、お客様よりハードに使用していると深くキズが入るので硬化処理を試みましたが、十字の部分にこだわりのパーツをロー付けしていて、その部分が小さいので溶ける可能性があるとの事で出来ませんでした。やはり制作の段階で硬化処理を施しておくことをお勧めしてしておかなくてはと実感する例となりました。」
特殊硬化処理の加工費は、5,000円+消費税~(自社商品追加加工の場合)
(他社商品の硬化処理加工の場合は、8,000円+消費税~)
但し、宝石がついている場合など一度石を外して硬化処理後宝石を留め直しますので、別途加工代がかかります。
上記の制作職人対談をご確認ください。
※2017年よりプラチナの硬化処理は、【MEDIUM(ミディアム)】のみお取り扱いしております。
◆硬化処理【HARD(ハード)】:Pt900(Ru2%) / ダイヤモンド カット 3EX&HC :0.205ct F/SI1 (D3119)
・削った時、表面はとても固くて中はほんのホンノチョット柔らかい感じ。という事で削れるがそれでもかなり硬いステンレスぐらいの印象。爪部分を少し開くだけでも動かず、無理にやると亀裂が入った。そこで、爪の部分のみ火をかけてなましたが留められるほどの柔軟性にはならなかった。最終的には爪の上部を切ってレーザー溶接にて硬化していないPt900(Ru2%)材料を付けて留める事になりました(その際、爪をニッパーで切ったらニッパーの刃が欠けた...)。
・打刻刻印もしっかり入らない、刻印の方が傷むので工房としても硬化処理【HARD(ハード)】後は避けたい。
・レーザー溶接にて、[ス]を埋めたり、なじませたりは可能。しかしながらその部分が他の部分に比べて極端に弱いので注意が必要。
◆硬化処理【MEDIUM(ミディアム)】:Pt900(Ru2%) / ダイヤモンド カット EX :0.213ct E/SI1 (D2327)
・HARD(ハード)に比べて硬い層が少なく、糸ノコも初めの引っ掛かりの一瞬だけすべるだけでした。爪部分を開くなどの修正をしても地金が割れることはなく、石留も無事出来ました。
・刻印やヘラがけの感じがピンクゴールドと同じような硬さの印象でした。
・硬化処理のせいかバフかけ後の貴金属の照りが良い感じがする。
◆硬化処理【MILD(マイルド)】:Pt900(Ru2%) / ダイヤモンド カット VG :0.212ct F/SI1 (D3122)
・Pt900(Ru2%)の普段のヘラがけした硬さと、わずかに硬い程度であまり違いがないように思った。糸ノコでの切断も同じ印象。
◆硬化処理【None(なし)】:Pt900(Ru2%) / ダイヤモンド カット GOOD :0.200ct F/SI1 (D3123)
・※通常と同様。
※2017年よりプラチナの硬化処理は、【MEDIUM(ミディアム)】のみお取り扱いしております。
硬化処理での作品について作業注意点 | もし、硬化処理後に行う場合の作業注意点 | ||||||||
金属 | 硬化処理 強さ |
石留(爪) | 石留(彫) | 模様彫り | ツヤ消し | 切断 (糸ノコ) |
ロー付けレーザー溶接 | 変形 | 刻印 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
プラチナ系 | 【HARD (ハード)】 ※Pt999完璧な仕上げが難しいので不可] |
? ※爪をレーザー溶接で付け替えれば◎(加工代追加になります) |
?~△.〇 ※エタニティーなど均等に留めるのは難しい |
〇 | ?~△ | △~〇 | 〇 | ? | △ | プラチナ系 |
【MEDIUM |
〇~◎ ☆推奨 |
〇~◎ | 〇~◎ | 〇~◎ | 〇~◎ | 〇 | △ | △ | プラチナ系 | 【MILD (マイルド)】 |
〇~◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 | △ | プラチナ系 | 【None (なし)】 |
◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ゴールド系 |
【HARD |
△ | 〇~◎ | 〇~◎ | 〇~◎ | 〇 | 〇 | △ | △ | ゴールド系 | 【None (なし)】 |
◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ?→駄目 △→要相談 〇→硬度の高い宝石のみ ◎→大丈夫 |
?→駄目 △→要相談 〇→硬度の高い宝石のみ ◎→大丈夫 |
?→駄目 △→ 〇→ ◎→大丈夫 |
?→駄目 △→ 〇→ ◎→大丈夫 |
?→駄目 △→やや難しい 〇→ほぼ大丈夫 ◎→大丈夫 |
〇→ほぼ大丈夫(但し、熱をかけた箇所は少し硬度が弱まります。) ◎→大丈夫 |
?→駄目 △→やや難しい 〇→ほぼ大丈夫 ◎→大丈夫 |
?→駄目 △→※打刻刻印が破損の恐れがあるので ・レーザー刻印または ・硬化処理前刻印となります。 〇→ほぼ大丈夫 ◎→大丈夫 |
注意:内容によって納期が必要になりますので、工房などスタッフの工程確認を必ず宜しくお願い致します。
このような様々な内容をヴァンモアのメンバーと確認しながらの打ち合わせ作業となりますが、完成した時にはきっとお客様の『身に着けるジュエリーへの強度への不満』は解消されることでしょう。
そんな、画期的な貴金属硬化処理です♪是非ご検討下さい。
地球上で一番硬い物質は「ダイヤモンド」と答える方は多いと思います。宝石を扱う私達も自然とダイヤモンドはモース硬度[10]で一番硬いと教わってきましたが、
現在は「ウルツァイト窒化ホウ素」という火山性の残留物からできた物質で、化学的にはダイヤモンドとさほど変わらない構造に、更にもっと化学的な結合がいくつか加わり、
地球上で一番目に硬い物質と言われているそうです。二番目に硬い物質は「ロンズデーライト」という隕石が地球に衝突した時の大きな熱や圧力で隕石中の
グラファイトの構造が変化してできた六方晶ダイヤモンドとも呼ばれるものだそうです。そして三番目に「ダイヤモンド」、なんだか信じられないですね。
宇宙では惑星の1つ「かに座55番星e」にダイヤモンドが豊富に含まれているかもしれないというSFの世界に聞いたような話や、
最近の天文学者らによって小惑星2011UW158の核に1億トンのプラチナなどの貴金属が含有していると発表され、その額は580兆円にもなる!?というような話も・・・。
そんな数々のことが新しく発見されていますが少し現実の本題に話を戻しまして、硬さの尺度としてよく用いられています【モース硬度】と【ビッカース硬さ】でダイヤモンドを表示しますと
モース硬度[10]=ビッカース硬さ[7140~15300]とされています。数値だけでもとてつもない硬さなのですが、では身近な貴金属はと言いますと銀のビッカース硬さは
[25~50(検地の環境などにより誤差が生じます)]となりステンレスでビッカース硬さ[約180~600程]、チタン合金で[110~150(特殊な合金で280程の鋼材もあるようです)]と
いった試験データがあります。そして同じ貴金属でも加工方法(鍛造・鋳造など)によって硬さが変わります。それはちょうど「鉄は叩けば叩くほど硬くなる」という
加工硬化現象があるように貴金属の結晶構造の粗密によるものなのですが、昔から伝統的な貴金属の硬化処理として熱を一定に上げ下げすることで結晶構造を整えて硬くする方法がありました。
ヴァンモア推奨貴金属20種もこのたび「la Duro」という時効硬化処理技術に協力いただいて硬化処理を施すことが可能となりました。
硬度試験データではK18でビッカース硬さ[149→229]になり、Pt900に至ってはビッカース硬さ[69→312]という結果も得られています。
店頭にサンプルもご用意致しますので、ジュエリーの変形にお困りの方や細く華奢な作品をお好みの方など様々なジュエリーをご希望のお客様へ少しでも最善の工法になればと思います。
簡単セレクトからフルオーダーメイドまで対応の
ハイクオリティショップ。
愛知県名古屋市栄のBridal Jewelryカンパニー。