【宝石言葉】3月誕生石:アクアマリン
聡明・沈着・勇敢・癒し。精神を静め、穏やかな気持ちに導く。
アクアマリンは、硬度が高く耐久性に優れています。
比較的、傷もつきにくいので気軽にアクセサリーとして身につけることができる宝石です。
しかし、脂分を吸収しやすいので、身につけた後はやわらかい布でふき取り、皮脂をふき取ってから
宝石箱に保管して下さい。
【アクアマリン】は、エメラルドと同じベリル(緑柱石)の一種
美しいブルーは、
内部に含有される微量(0.5~2%)な鉄分に起因しています。
同じベリルでありながら【アクアマリン】と【エメラルド】 はとても対照的です。
エメラルドは包有物(内包されたひびや傷)が多いのに対し、
アクアマリンは非常に靭性に優れ、内包物も比較的少ないのが特徴です。
アクアマリンも当店でとても人気がある宝石で、澄みきったブルーにどことなく落ち着きを感じる宝石です。
職人としても半貴石という位置づけながら硬度もあるので石留もやりやすいです。
少し一般的に知られていない情報としては
・アクアマリンは、エメラルドと同じベリル(緑柱石)の一種。
・日本に昔から流通しているアクアマリンは熱処理されているものが一般的とされています。海外では「非加熱」で綺麗な宝石が高価で珍重されていますが、日本国内ではあまりこの認識が少ないため宝石の中ではリーズナブルという評価の方が多いと思います。
・名称「サンタマリア アクアマリン」と言われるブルーに彩度と濃さの優れたものがあります。これは現在にはほぼブラジルのサンタマリア(地名)鉱山で採掘されていないのですが、この特色を持った宝石は各地で産出があるとのことで、そちらにも「サンタマリア」または「サンタマリア・アフリカーナ」という名称で販売されています。
といったような経緯もあり、世界と日本の文化にある意味一石を投じ続けている宝石といえます。
現代はパワーストーンであったり三月の誕生石としてお持ちの方も多いと思います。
色は成分の鉄‐ベリリウムが起因しています。特殊効果としてシャトヤンシー【猫目効果(キャッツアイ効果)】の出るアクアマリンキャッツアイがあります。
通常はアクアマリンと言えば内包物のほとんど無いものが多いのですが、このキャッツアイ効果のあるものは内包物が多いものが仕入れの状況でほとんどです。
【産出国】
ブラジルのサンタマリア(地名)鉱山で採掘される名称「サンタマリア アクアマリン」が深いマリンブルーで最高品質とされていて有名ですが、現在はほとんど採掘されていない状況です。
それ以外には、ナイジェリア・ザンビア・アメリカ・スリランカ・マダガスカル・ロシア・パキスタン・アフガニスタン・インド・シベリアなどで採掘されています。
【鉱物組成】
「アクアマリン(Aquamarine)」は「ベリル(Beryl)」で、化学組成は【Be3 Al2 Si6 O18】アルミニウム珪酸塩と、色の成分であるベリリウムでできています。
硬度 : 7.5~8
比重 :2.67-2.90
結晶系 : 六方晶系
お問合せ番号_W50537ARVM
宝石鑑定士による宝石の解説とお手入れ方法
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