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ヴァンモアリフォームページ
宝石言葉サードニクス

【宝石言葉】 8月の誕生石:サードニックス
幸せな結婚・夫婦和合。夫婦円満、愛、貞節などの象徴。

お手入れ方法8月の誕生石

若干、紫外線に弱いのですが、通常の使用では問題になりません。保管場所は直射日光が当たらない場所にされる方が良いでしょう。
普段のお手入れは、柔らかい布などで乾拭きしていただくことで十分です。 超音波洗浄器のご使用は控えましょう。
汚れが目立つ場合は、中性洗剤入りのぬるま湯を使いながら、柔らかめの歯ブラシなどで汚れを落とします。
よくすすぎ洗いをした後、乾いた柔かい布などで水分をふき取ります。
汚れが落ちにくいようでしたら、宝石店で洗浄してもらいましょう 。

宝石の特徴サードニックスの特徴  硬度6.5~7

Bits of knowledge

『誕生石紹介(サードニックス=紅縞瑪瑙)知識』

8月の誕生石の一つ「サードニックス(紅縞瑪瑙)」、それに関連した「瑪瑙(めのう)、アゲート、カルセドニー」について、ヴァンモアとしてはさすがに記事を書かなくてはと思います。それは当社が昔、彫金教室を開校していた頃から生徒さんの作品創造欲をとても引き出してくれる様々な表情や色、そして年輪のような模様にも地球が太古の昔から育んだ正に「自然のアート」を感じさせてくれて、デザインイメージも溢れるように出てくる芸術的な宝石であるといえます。装飾品へ加工して身に着けたい、またコンテストに出すような作品にしたいと本当に今も恩恵を受け続けている宝石と言えるからです。
宝石としても鉱物・天然石という側面からも様々な専門的記述をしている書籍などが沢山掲載されていますので、こちらでは『あまり知られていなくて、チョットした時に話せる雑学』として、ジュエリーデザイナー・鑑定士・職人目線での経験してきたことを簡略にまとめました。
先ず冒頭の8月の誕生石「サードニックス(紅縞瑪瑙)」ですが、表記には「サードオニキス」とされることがあります。このように表記か曖昧になる理由は、「オニキス」の話をしておく必要があります。現在、オニキスと言えば真っ黒の石という印象かと思いますが、実は『縞模様のある石』のことを指しています。もう少し踏み込んだ話を致しますと、[アゲート]と[カルセドニー]が「玉髄類(ぎょくずいるい)」というグループに含まれる鉱物としてありまして、この区分けが、縞模様のあるもの=「アゲート」、縞模様が無く色が単色的なもの=「カルセドニー」といい、縞模様の有無によって変わっています。では世界中このルールで呼び分けられているかと言いますと、特にこの「瑪瑙(めのう)、アゲート、カルセドニー」という鉱物が世界中のありとあらゆるところで産出することもあり、その国独自の区分けや有名になった名称がところどころから発生していきましたので、徐々に人気であったり冠婚葬祭などの必需品になることによって、使いやすいコマーシャルネームのような形が残ったという印象です。ですので「学術的には違いますがオニキスと呼びます。」などといった業界としては非常に困った状態と言えるかと思います。
まとめてみますと「サードニックスはオニキスの一種でサードオニキスとも呼ばれます。和名では紅縞瑪瑙(べにしまめのう)と呼ばれアゲートです。」となります。いずれにしても縞目がオレンジ~紅色と白色に彩られていて美しいもので、世界中で8月の誕生石とされています(主にフランスではペリドットが8月の誕生石ではなく9月のため)。
そうして益々世界がグローバル化していく事で日本の宝石業界では「瑪瑙(めのう)、アゲート、カルセドニー」の3つの名称を混在して使われていることになってしまいました。では「瑪瑙(めのう)」はと申しますと『アゲートの和名』です。そして『カルセドニーの和名』が「玉髄(ぎょくずい)」といいます。
玉髄も鉱物的にはとても有名なのですが、瑪瑙より名称があまり浸透しなかったのであまり使われず現在の状況のように「カルセドニー(玉髄)」の事を「瑪瑙(めのう)の一種」と言ってみたりします。そうなんです、主成分が SiO2(二酸化ケイ素)の石英グループではありますのでこの言い回しも間違いではないのですが、一種として大きく説明してしまうと石英の一種としてはジャスパー・水晶・オパールまでもが入ってきてしまいますので、とても説明に困ることとなってしまうことが多くあります。 国内で曖昧になった原因は【瑪瑙(めのう)】の名称が有名になり過ぎたことだと思います。
正しくは「アゲート=瑪瑙(めのう)」、「カルセドニー=玉髄(ぎょくずい)」とだけ見覚えて頂ければ大丈夫です。
以上のように名称は複雑化していますが、宝石としてはとても身近で親しみやすい種類です。誕生石の中でもとても存在が無いのですが、世界中で採掘されるアートをその旅行先で収集するのも素敵なことと思います。

【産出国】
主要産地国 「瑪瑙(めのう)、アゲート、カルセドニー」は世界各地で産するよく見つかる鉱物。
主にメキシコ・アルゼンチンなどの南米・ドイツ・オーストラリア・ボツワナ・ポーランド・チェコ・イギリスのスコットランドのものは色鮮やかで各国特徴のある色で人気。 日本では青森県、石川県、富山県、北海道など。

【鉱物組成】
主成分は SiO2(二酸化ケイ素)
硬度 : 6.5~7
比重 :2.60
結晶系: 微晶質あるいは潜晶質クォーツ。六方晶系(三方晶系)

ペリドットジュエリーイメージ

お問合せ番号_W51457BRVB(リング)・W50839XPVB(ペンダント)・K51354FNMR(チェーン)

カルセドニーカルセドニーは、和名「玉髄(ぎょくずい)」

【カルセドニー】→和名「玉髄(ぎょくずい)」
【アゲート】→和名「瑪瑙(めのう)」
【オニキス】→色違いのまっすぐで平行な縞模様が層をなしているカルセドニー。
【カーネリアン】→亜透明~半透明。イエロー・オレンジ~オレンジィ レッド、ブラウニッシュ レッドあるいはブラウニッシュ オレンジのカルセドニー。
【クリソコーラ】→半透明~亜半透明。強烈なライトブルーまたはブルーまたはブルー・グリーンのカルセドニー。
あるいはクリソコーラ クォーツ。色は銅鉱物クリソコーラによるもの。
【クリソプレーズ】→亜透明~半透明。ライト~ミディアム イエロイッシュ グリーン(自然色)のカルセドニー。
【ジャスパー】→あらゆる色、またはいくつかの色の組み合わさった亜半透明から不透明なカルセドニー変種の総称。
但し、無地のブラックあるいはブラッド ストーンやオニキス(オニックス)のように特別な名称のものは除く。

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